2022年

3月20日

風は西から 共創うちわプロジェクト

今月は『万博情報発信特別企画』。
大阪・関西万博のテーマ実現やSDGsの達成に貢献するための活動『共創チャレンジ』に参画されているチームをご紹介します。
今週のゲストは読売連合広告社TEAM EXPO2025プロジェクトチームの小坂祐史さん。

まずはどんなお仕事をされているのか伺っていきましょう。
「読売新聞のグループ会社です。
テレビやラジオ、イベントなど多岐に渡っての広告部門を受け持っています。
本社が大阪でして関西の企業様とコミュニケーションをとってお仕事をさせていただています」。

地元大阪での万博開催です。
2025年に向けてどんな活動をされていますか?
「『新しい風を関西から』というテーマで『共創うちわプロジェクト』を立ち上げました。
うちわというものは色々と形状があるのですが、元々は天神祭で柄のついたうちわを企業さんの協力をいただいて配布していたのですが、この実績を元にこのうちわを是非、万博で配ろうとなりました。
前作は素材にプラスチックを使っています。
まずは材質からこだわってみようということで、環境に配慮するSDGsというテーマもあり1年以上試行錯誤していましたね」。

そして出来上がったうちわ。
「丸い紙に親指が入る穴が空いています。
強度を重視して厚みにもこだわりました。
SDGsを意識してもらうために学生さんにも参加してもらいたかったので、イラストは大阪芸術大学の学生さんに応募いただいて、その中から選んで採用しました
うちわ自体はお祭りというコンセプトからのスタートです。
今回は万博なので楽しいデザインの方向で決まりました」。

うちわにはイラスト面ともう一つは広告面が。
「万博にパビリオンを出すとなるととてもお金が掛かります。
関西は中小企業が多い都市です。
万博に関わりたいという企業様も多いと思うんです。
こういったうちわにご協賛いただくとお安く万博と関わることができますよね。
社員の皆さんやご家族にお配りいただくことで自分の会社が万博に参加しているというアピールもできます。
海外の会社にも参加いただけたらいいですね。
2025年に向けて夏には色んなところでお配りできればと思います。
配るたびに受け取っていただけた方に"2025年までもうすぐや"と意識づけできれば」。

広告業界でSDGsの動きは?
「3年ぐらい前から取り沙汰されてきました。
このSDGsを取り込むことでビジネスとしてどう変わるのかを盛り込んだ提案を企業様にしています。
読売新聞でも記事で特集をしたり、取引先でも出前授業をしたりという取り組みも。
SDGsの取り組みをしていくことで信頼も得ることができると思います」。

広告業界でコロナウイルスの影響は?
「イベントの中止が一番影響を受けました。
お客様を呼んだり集めたりする広告がしにくい、企業様が広告を控えました。
2年経って接客などオンライン化が進みました。
我々が広告を提案する時はコミュニケーションが大切だと思っています。
画面じゃなくて対面でないと伝わらないこともあると思います。
現在はオンラインと対面とのハイブリッドで進めています」。

『共創うちわプロジェクト』を通じて今後の期待は?
「地域経済の活性化が目標です。
地元の頑張っていらっしゃる中小企業様を盛り上げていきたいです。
このうちわを通じて地元の中小企業様に万博へ参加していただきたいと思います。
2025年の万博を通じて新しい広告企画を考えております」。

2025年に向けて今から風が吹き始めています。

竹原編集長のひとこと

共創チャレンジの取り組みの中でうちわの配布はとてもシンプルでわかりやすいですね。
広告効果もあって参加する企業も嬉しい。
みんなが嬉しいプロジェクトですね。