2022年

7月 3日

愉しむ先に生まれてくるアイデア

先週に引き続きゲストは株式会社上野忠の代表取締役 上野晃富史さん。
スタジオに現在開発中の商品もお持ちいただきました。
ボトルに入った飲み物で中には桜の花びらが浮かんでいます。
「全部浮かず、全部沈まず、これがミソなんです。
清涼飲料水とアルコール入りの2種です。
この構想は4、5年前になります。
海外の要人が来日の際にシャンパンで乾杯しているのがなんか腹たつ、と(笑)。
日本に来ているんだから日本のお酒で乾杯して欲しい。
それに桜が舞っていたらいいんじゃないか...そんな想いから生まれています。
結婚式とかの乾杯やウェルカムドリンクにいいんじゃないかなぁと思っています。」

お父様が創業者。次代を担う心づもりは...?
「大学の時にアメリカでバックパッカーをしていました。
アメリカの上と下を見てやろうと思ってスーツも持って行きました。
2ヶ月ほどうろついていましたね。
最後の方にサンフランシスコでアパートを借りて住んでいると、日本人の起業家と知り合いました。
その方がビザとか世話をするから、と仰ってくださって、日本に"こっちにいるから"と連絡すると"あほ!帰ってこい!"と(笑)。
聞けば来年の夏前に岡山に営業所を出すから私にそれをやれと父が言うのです。
いきなり所長です。
でも自分は何も知らないと言っても"やれ!"の一点張り。
そのエサに食いついて帰国しました。
いざ、岡山に行ってみると所長というより自分1人(笑)。
電話番だけ雇ってもらってトラックの運転から帳面をつけるまで全部やりましたね。
親父の狙いにスポンとはめられました」。

岡山ではどのぐらいおられたのでしょう。
「岡山には3年ぐらい居ました。
そこから大阪に戻ると部長でした。
労働組合の組合長になって親父と喧嘩ばかりしていましたね。
顧客第一主義ではなく、従業員第一主義でしたから
。 そこから1年経たないうちに先代が亡くなってしまって、社長を引き継いだのが39歳の時。
その時に気づくんです、顧客第一主義にしないと従業員を守れないと。
東京の国立市にある、とあるお店では聴覚に障がいのある従業員が中心に働いておられるんですね。
そこでは働いている人が愉しそうににこやかにされている。それに周りも共感します。だからこそ私はやりたいことをどうやって進めていくかを考えます。
好きなこと、やりたいことをしているからアイデアが浮かんでくるのかなと思います。
僕は"楽しい"ではなくて"愉しい"なんです。
"楽(らく)"や"楽しい"では成長が止まると思っています。

未来のビジョンは?
「"和のやさしさを世界に"。
ミッションに近いですね。
社員がやりたいことをやりながらその世界、想いを広げて行けたら。新しいことを仕掛けていきたいんです」。

愉しむ先にはいつも新しいことが。

<プレゼント>
上野さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
『おうちで作ろう!レンジDEねりきり』と『ピーナッツキャラメリゼ』のセットを5人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「  上野忠 プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

やりたいことを行動に移してやっていく。
この行動力で社員の方も盛り上がりますよね。