2023年

5月14日

糀の力で美味しく健康に

今週のゲストは株式会社雨風の代表取締役 豊田 実さんです。
インパクトある屋号ですね。
「一度聞いたら忘れないような屋号ですよね。
創業は1689年、元禄2年です。
世の中が平和になって産業が発展した時代ですね。
場所もモノが集まりやすい堺。
そこで醤油、味噌をベースとして現在は糀に関するものを作っています。
屋号の由来ですが、雨の日も風の日も天秤棒を担いで醤油など売り歩いていたので、人々から"雨風さん"と呼んでもらったのが由来と聞いています。
私で15代目です」。

現在の商品ラインナップは?
「糀を中心として甘酒、味噌、塩糀。
一番は糀をダイレクトに売っているのが多いですね。
数年前に塩糀ブームがあってそれ以来、糀をお買い求めになる方が増えました。
自分で甘酒やお味噌を作る方が増えました」。

世の中の健康志向が糀を後押ししたのでしょうか。
「おそらくその面はあると思います。
糀に関するものは体にいいとは思いますが、なんでもバランスよく召し上がっていただくようお伝えしています。
それが一番の健康の秘訣だと思います」。

スタジオにいくつか商品をお持ちいただきました。
「『糀ぎょうさん 生味噌』は大阪の言葉の通り"ぎょうさん"入っています。
糀の自然の甘さが特徴です。
糀の粒も感じられると思います。
お味噌=味噌汁というイメージですが、もともと味噌自体を食べていたものです。
この商品はどんな食材でも相性がいいです。
胡麻と合わせたり、クリームチーズと合わせたり。
続いては『堺 生味噌』。
堺の伝統的なレシピを再現した味噌です。
これも糀が多く入っています。
糀が多い分、甘味がしっかりとしています。
『創ノ味噌』は自然農法で作られた大豆とお米を使って作りました。
丹波市秩父地方の在来種『借金なし大豆』、お米は『ハツシモ』という品種、お塩は内モンゴルのものです。
配合は堺味噌と同じですが、味わいが違います。
そして『元禄生味噌』。
いわゆる赤味噌です。
1年半ほど寝かせてあります。
国産大豆の旨味があります。
『甘酒』は糀と水だけで作りました。
甘味を落としてストレートでお飲みいただける仕様にしています」。

販売だけでなく、作り方も教えていただけるのだとか。
「材料をお分けしていますし、工場併設の教室、さらに出張で味噌作り教室をしたり。
お味噌の話、糀の話をしています。
材料があれば誰でも作れるものですので好評をいただいています。
コロナの契機で手作りされる方が増えましたね。
お味噌も糀も見直されています」。

会社の歴史は次週に続く

<プレゼント>
豊田さんからリスナーのみなさまへプレゼントを頂いております。
「 レシピ本 」を10人の方にプレゼント!
≪ 宛先 ≫
メール:akarui@mbs1179.com
FAX: 06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「  株式会社雨風 プレゼント 」係
*当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。

竹原編集長のひとこと

糀という昔からあるものを今に伝え、しかも広く愛されている。
作り続けるってすごいことですね。