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7月20日
先週に引き続き、ゲストは株式会社 COFFISOの代表取締役 白﨑誠志朗さん。
今週は会社の歴史などを伺います。
「創業は2016年4月です。
その前は個人事業主として活動して法人化は2017年4月。
以前勤めていた会社で扱っていた商材を扱い、高校支援事業部である『高チャレ』に一気に投資して今の状態になりました。
やりたいことが教育だったので独立したんです。
私自身、中学生の頃は親が学校に謝罪に行くぐらい迷惑をかけたので教育は大事だと考えました。
その分、成長させてもらったと思っています。
日本の教育には良い面と悪い面がありますが、良い面を生かしつつ悪い面を改善し、若い人たちに向けてメッセージを伝えたいと思っています。
例えば社会で活躍している人は、過去どんな人が多いのかを『高チャレ』を作る前に考えました。
昔、いわゆる"ヤンチャだった"方たちは実際に社会に出ると活躍する方もおられます。
どうすれば活躍できるかを考えて、そんな方々を教育していく事業、それが『高チャレ』です。
うちの従業員にも昔、家出を繰り返していた女性社員がいます。
その社員が「社長、一緒にコンテンツを作りに定時制高校に行きませんか?」と言ってくれたんです。
それが今のやりがいにつながっています。
若い高校生には歩んでいく先で良い大人に出会ってほしいという気持ちもありますね」。
白崎さんご自身も高校時代まで紆余曲折。
大学時代は変わりましたか?
「大学ではカナダ留学を目標にしていました。
親に相談するとお金がない、自分で稼げ、と。
少しの援助をいただきましたが自分で留学費用を用意しました。
3回生の時で、およそ1年の留学でした。
向こうの教育はディスカッションを通して答えを導き出すスタイルで、日本の教育とは違いましたね。
日本の教育は答えを示しますが、社会に出たら答えのないものを追いかけていきますよね。
そういった点では海外の教育スタイルが日本に必要だと思います。
海外に出ると日本の大学の教育と全然違うことを感じます。
南米の人は答えが間違っていても合っているように言うので主張がすごかったです(笑)。
日本人は主張しません。
もっと主張するようになってほしいですね」。
『高チャレ』で日本の教育を変えていきたい。
「そうですね、理念は若者が活躍できる世の中を創造することです。
若い子にフォーカスを当てて、教育を通して世界観を作りたいです。
若い子の目が生きていないですよね。
失敗を怖がるという若い子が多いです。
でもそれは昔から親に怒られる状態が続いていたからだと思います。
社会に出たらみんな失敗しますよね。
優秀な人も失敗します。
若い時に失敗しても修正できる。
恐れずどんどんやっていくべきです」。
株式会社 COFFISOは会社自体も社員さんがお若いですね。
「メンバーはほぼ平成生まれです。
若い人が若い人に対して事業をすることが一番親和性があると思います。
学生の気持ちがわかります。
実際に高校生と直接お話しする機会もありますし、キャリア教育や講演会、企業研修のレクチャーもします」。
今の高校生は社会貢献やSDGsに関心が高いように思いますがいかがですか?
「私の世代よりも今の学生の方が考えていますね。
しかし、社会に出たら主張できないのは、大人に問題があるのかなとも思います」。
事業的に今後はどう考えておられますか?
「教育を疎かにせず、少子化、生産性の低下、経済の問題を解決するために、若い子の教育に力を入れていきたいですね。
今は高校生対象ですが、中学生、小学生、保護者の方々へのキャリア教育を通してメッセージを伝えたいです。
教育に対してはお金を頂こうとは一切考えてなくて無償で提供しています。
ちなみに『高チャレ』は無償です。
需要と供給の部分で需要がある所に対してはお金を頂いて、教育に投資して、教育の質を上げる。
利益が出たら出来るだけ無料、無償で若い子に還元しようと思っています」。
株式会社 COFFISOは社員さんも7、80人。
これまでは順調でしたか?
「コロナの時はしんどかったですね。
でもネガティブにならずポジティブに捉えて問題を乗り越えてきました。
一番の課題としてはこのビジネスモデルを拡大して、全国の学生をサポートできるようにしたいです。
現在、『高チャレ』は関西エリア、大阪府下、三重県ぐらいまで広がっています。
関東の学生さんもフランチャイズで支援させて頂いています。
地方のニーズにもお応えするために頑張りたいですね」。
未来へのビジョンを聞かせてください。
「全国展開する目標があります。
それに若者が活躍できる世の中を創造すること。
若い子が社会に出て活躍できる環境にしたいです。
"若者よ、自由にやってもいいぞ"と。
そういう環境作りを日本全国でできたらなと思います。
今の教育の在り方、そして未来の在り方。
若者が歩んでいく道のりの手助けやきっかけをくれるのが『高チャレ』なんですね。