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10月26日
先週に引き続き、ゲストは日本シール株式会社の代表取締役社長 小野裕司さん。
今週は会社の歴史を伺います。
「創立は1922年、大正11年です。
社名はアザラシの毛に由来しますが、それは輸入に頼っていたそうです。
それを国産化しようということで創業した会社です。
モケットの国産化第一号、株式会社として創業したのは最初だと聞いております。
創業当時は綿のジャンパーなどアパレルを作っていました。
そこから鉄道とかバスのシートに広がっていったそうです。
1931年に日本国有鉄道、今のJRさんですね。
国鉄の納入業者として鉄道省から指定を受けました」。

1959年にはエチケットブラシを開発。
「『エチケットブラシ』っていうのは実は、日本シールの登録商標です。
世界で初めて開発したという風に聞いております。
国鉄に納品していた会社がエチケットブラシを販売。
売り先が全然違いますので、どこに売ったらいいのか、その当時は分からなかったそうです。
販売方法は実演をして徐々に広がってきたと聞いています」。
先週、ご紹介ただいた『ぱくぱくローラー』は海外でも人気だそうですね。
「アメリカでも年間110万個販売しました。
国内は10万個ですので、桁違いです。
ペットを飼われている方が多いこともありましてヒットしました。
そこからヨーロッパや東南アジアの方にも販売はスタートしております。
海外拠点もありまして、上海、香港、蘇州、深圳、マレーシア、フィリピン、6拠点です」。
小野社長はどんなきっかけで入社されたのでしょうか?
「実は...私は営業がイヤでしてね...(笑)。
大阪市内で工場があって、製造で雇ってくれる会社ということで入社しました。
他の内定いただいたところは結構営業のところが多かったんですよね。
学校も理工系の学部だったのでこちらへ。
でも入社すると配属が営業でして(笑)。
結局、頑張って営業していました。
営業という仕事はいっぱい喋らないといけないというイメージで苦手だったんです。
ですが、"お客様の話を聞くこと"で頑張りました。
そこから製造の方も少し経験させてもらいましたし、さらに香港と上海の方にも赴任しまして仕事を全般させていただきました。
社長になったのは57歳の時、今年で4年目です。
私は創業家ではなく生え抜きです」。
就任されてから取り組まれたことは?
「就任した年がちょうど100周年という記念すべき年でした。
次の100年に向けて、プランを色々と考えました。
グローバルに展開するという目標のもと、昨年マレーシア、フィリピンの方にも会社を設立して販路を広げていこうと思っています。
ものづくりは日本の方で開発して広げていきたいと思います」。
今週、さらに商品を持ってきていただいています。
「『キーホルダー』です。
実は車両用のモケットの生地です。
バス、電車の車両のシートに使われている生地です。
余った生地をこういうキーホルダーにして販売させていただいています。
2021年度より毎月SDGs推進委員会を開催して環境への取り組みも積極的に行っています。
『ぱくぱくワイパー』をはじめ、うちの製品は全く電気を使わない、人力だけでゴミが取れます。
ものによっては水洗いOKで繰り返し使っていただけるロングライフ商品。
商品そのものがSDGs商品です」。
未来へのビジョンを聞かせてください。
「我々は小さな会社ですけども、これからはグローバルに頑張って販売していきたいと思っています。
商品は海外にも販売していましたが、元々拠点はそれほどなかったんです。
これからは海外の拠点と一緒に頑張っていきたいと思っております」。

<プレゼント>
日本シール株式会社さんからリスナーの皆様にプレゼント!
「 ベストトレッサ―/ぱくぱくローラー/ぱくぱくワイパー 」を
をそれぞれ5人の方にプレゼントします。
ご希望の商品を明記の上ご応募ください。
≪ 宛先 ≫
メール: akarui@mbs1179.com
FAX:06−6809−9090
ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 「日本一明るい経済電波新聞」
「 日本シール プレゼント 」係
当選者の方の発表は商品の発送をもってかえさせて頂きます。
日時:11月19日(水) 10:00〜17:00
会場:マイドーム大阪 2階3階 展示ホール
昨年度の商談は500件!
今回も200もの企業や団体が大集合!そのすべてと商談ができます。入場無料。
100年企業だからこそ、時代の流れを読みつつ、新しい商品を生み続ける。
会社の姿勢や開発する商品からもサステナビリティを感じますね。