松井愛と小原正子のあさカツ♡|MBS1179 FM906
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2019年06月30日
『気象予報士・防災士』吉村真希さん・・・最終回


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今月のあさカツ先生は、MBSラジオの「お天気のコーナー」でお馴染みの気象予報士の吉村真希さん。
吉村さんは『防災士』という資格もお持ちということで今月は、梅雨や台風シーズンに「いざという時に、どのような備えをすれば良いのか?」詳しくお話をしていただきます。

今回はリスナーさんからの質問にお答えいただきました♡

▼外出中、外に居る時に大きな地震に見舞われた際の正しい対応は?
海の近くなど津波の可能性がある場所では、内陸(高台のあるところ)に逃げる。街中で公園など広いスペースがある所ではそのまま、ビルなど高い建物の近くにいるときはガラスなどが割れて飛んでくる可能性があるので、建物の中に入る方が安全です。
地下街などでは、強い揺れを感じたらしゃがんで揺れに耐え、施設の担当の方の指示に従い速やかに地上に避難してください。

▼家の中でも雷を怖がる息子。雷について詳しく教えてください。
家の中での雷は"ほぼ安全"ですが、電化製品を伝って雷が侵入してきたり、蛇口など水から伝わってくる可能性も"希(まれ)"にあります。なので、電化製品から離れる、洗濯や入浴中は中断して水を使わないようにしてください。

◎最後に吉村さんからリスナーさんへ・・・
「防災は日頃からの備えが一番大事。いざというときには身体は思うように動かないので、普段から家族で話し合っておいてください」

これからますます災害の多くなる季節。ぜひ情報を参考にして安全にお過ごしください。
来週は、安全生活アドバイザーの佐伯幸子さんをお迎えします。
お楽しみに♡


2019年06月23日
『気象予報士・防災士』吉村真希さん・・・4回目

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今月のあさカツ先生は、MBSラジオの「お天気のコーナー」でお馴染みの気象予報士の吉村真希さん。
吉村さんは『防災士』という資格もお持ちということで今月は、梅雨や台風シーズンにそなえて「いざという時に、どのような備えをすれば良いのか?」詳しくお話をしていただきます。

今回は『熱中症対策』について。
Q.昨年は記録的な猛暑となりましたが・・・
▼今年も例年通りの警戒が必要です。予想最高気温よりも実際は+5℃ぐらいの温度があると思っておくこと。
ベビーカーなど地面に近く、空気が籠りやすい場所も気にかけてください。

Q.そんな中での熱中症対策について・・・
▼熱中症にかかりやすい時期として一番多いのは、梅雨明け。気温が急激に上がり、暑さに慣れていないため。逆に暑さに慣れる真夏の方が、患者数は減っていきます。水分と塩分を摂ることは必須です。
また、熱中症にかかる場所は年齢によっても違い、乳幼児(6歳未満の子ども)は屋外。少年はクラブ活動中、成人男性は仕事場、高齢者は家の中。高齢者は暑さを感じにいのと、クーラーを付けるのを遠慮する人もいます。

Q.適切な水分補給について・・・
のどが乾いた時には、すでに脱水症状が出ているサイン。のどが乾く前に水分を摂るようにして下さい。何か行動する前後に、水分補給を心掛ける(お風呂に入る前と後、寝る前と起きた後...etc)。ジュースやアルコール、コーヒーなどは水分補給には不向きです。
スポーツドリンクや麦茶が適切です。

Q.運動した後に摂取するべきものについて・・・
良い汗をかくためには、「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という言葉があり、ウォーキングした後30分以内に、乳製品を摂ると、筋肉量が増え血の巡りがよくなり上手く汗がかけるようになるそうです。

是非、熱中症対策参考にしてみてください!
来週は吉村真希さんに、リスナーの皆さんからの質問にお答えいただきます。
お楽しみに♡


2019年06月16日
『気象予報士・防災士』吉村真希さん・・・3回目

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今月のあさカツ先生は、MBSラジオの「お天気のコーナー」でお馴染みの気象予報士の吉村真希さん。
吉村さんは『防災士』という資格もお持ちということで今月は、梅雨や台風シーズンにそなえて「いざという時に、どのような備えをすれば良いのか?」詳しくお話をしていただきます。

今回は『豪雨』と『地震』の際の"備え"について。
▼『豪雨』について
ハザードマップをみながら、自分の住んでいる地域が"何に警戒が必要か"自分で判断する必要があります。ハザードマップは、過去に起こった災害を元に危険数値が示されている物で、区役所やインターネットからも見ることが出来ます。
避難所までの経路も確認し、実際に歩いてみるのが大切です。災害時には倍以上の時間がかかることも。
時間帯によっても変動が予想されます。
また、河川カメラでは実際に川の様子を見ることが出来ます。大阪府内だけでも100カ所ほど設置してあり、近くの川の様子が気になる場合は、直接川の近くに見に行くことは危険のため絶対にせず、こちらもインターネットからご確認を。
また、避難する際は横に移動する「水平避難」だけでなく、「垂直避難」で出来るだけ上の階に移動する手段もあります。
マンションや自治体で避難訓練が行われる場合は、積極的に参加してみて下さい。

▼『地震』の備えについて
家具は倒れてこないような場所に設置することが大切です。タンスと天井の間にはつっぱり棒を利用して補強したり、突っ張り棒が難しい場合でも、段ボールを壁との隙間に入れ、滑り止めシートで固定するという方法もあります。
エアコンも外れて落下してくる場合があるので、出来るだけ離れた場所に寝るようにしましょう。

来週は吉村真希さんに、『熱中症対策』について詳しくお話していただきます。
お楽しみに♡


2019年06月09日
『気象予報士・防災士』吉村真希さん・・・2回目

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今月のあさカツ先生は、MBSラジオの「お天気のコーナー」でお馴染みの気象予報士の吉村真希さん。
吉村さんは『防災士』という資格もお持ちということで今月は、梅雨や台風シーズンにそなえて「いざという時に、どのような備えをすれば良いのか?」詳しくお話をしていただきます。

今回は『台風』について。昨年は台風により近畿地方も大きな被害を受けましたが、今年も大きな台風が発生可能性はある、と吉村さん。地球温暖化で海の温度が上昇していることも台風発生の要因の一つなのだそう。日本の近くで発生し、勢力が強いまま日本に上陸してくるのが最近の台風の特徴。台風の時は不要不急の外出を控えるのは大前提ですが、普段から備えておくことがとても大切です。

◎天気予報を見るときに気にかけてみるべきところ
▼台風の進行方向の右側が要注意!台風の渦巻きの右側と左側では、風速が倍以上違うことも。

◎実際にどのような備えが必要なのでしょうか・・・
▼植木鉢や雑巾など、飛びやすいものは家の中にしまう。
▼窓ガラスに養生テープで補強しておく。テープを米印に貼るのがポイント。ただし、強力テープで貼ると剥がす時に大変なので要注意!

◎『避難準備』と『避難勧告』と『避難指示』の違いについて
▼避難準備・・・一般の方は準備を開始する。避難に時間のかかる高齢者や小さなお子さんのいる家庭の方などは避難を開始する。
▼避難勧告・・・一般の方も避難を開始する。
▼避難指示・・・避難を終了しておく。
指示が出てから避難では遅い!これが重要です。

来週は吉村真希さんに、『災害時の備え』について詳しくお話していただきます。
お楽しみに♡


2019年06月03日
『気象予報士・防災士』吉村真希さん・・・1回目


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今月のあさカツ先生は、MBSラジオの「お天気のコーナー」でお馴染みの気象予報士の吉村真希さん。
吉村さんは『防災士』という資格もお持ちということで今月は、梅雨や台風シーズンにそなえて「いざという時に、どのような備えをすれば良いのか?」詳しくお話をしていただきます。

▼吉村さんのプロフィール
大阪・大東市のご出身。関西大学工学部機械工学科を卒業後は一般企業に就職され、
その間に気象予報士の資格を取得。その後、NHK大阪の気象キャスターとしてご活躍され、
2017年4月から『MBSお天気部の気象予報士』として日々、MBSラジオでも分かりやすくお天気をお伝えしていただいています。

初回の今回は、吉村さんに気になることを質問!

◎吉村さんが気象予報士になるキッカケ
▼大学時代は、ロボット系の機械分野を勉強していたそうですが、「女性が長く働いていくには、何か資格を持ちたい」という思いから昔から興味のあった天気の勉強をしてみると、とても楽しかったのだそう。
実は小原さんも天気予報士の資格を取ろうとしたことがあったそうですが、あまりの勉強の難しさに挫折。
吉村さんは2回目の受験で見事合格。

◎防災士は、どのような資格?
▼阪神淡路大震災の教訓がきっかけで作られた資格で、防災活動のリーダーとして活躍できる人を育てることが目的。すでに10万人以上が資格を取得しており、小学生~お年寄りまで幅広い年齢層の人が取得しているのが特徴です。
2日間講座を受けた後に試験があり、講座では、地震が起こる仕組みやどんな被害が起こるのか、避難所の運営の仕方などを習います。避難所では、リーダーとしてどのように行動するのかが重要だそう。「漠然とではなく、地震を正しく怖がることがきるようになった」と吉村さん。
正しく怖がる=正しく準備、予防することができるのですね。

来週は吉村真希さんに、『台風』のときの備えについて詳しくお話していただきます。
お楽しみに♡


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