松井愛と小原正子のあさカツ♡|MBS1179 FM906
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2020年01月26日
『女性の怒り・イライラのコントロール』精神科医・名越康文さん・・・最終回


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今月は精神科医の名越康文さんをあさカツ先生に迎えて、
『女性の怒りのコントロール』をテーマにお話を伺ってまいります。
今回は、事前にリスナーさんから募集をしていました質問をご紹介しました!

まずは、12歳の女の子から・・・
◎習い事の先生(50代後半)はいつも怒っている。生徒の中でも1人の生徒しか信用しておらず、他の生徒と教え方が違う。なぜそのような態度を大人が取るのか?周りはどうすればいいのでしょうか?
▼子ども自身がしんどいのであれば、習い事を変える。
また、生徒だけでなく先生も救われるべき。男性でも更年期の症状を経験したという名越先生。冬場の3ヶ月間風邪のような症状が続いたそうです。
この先生の性別は分かりませんが、イライラしているのは体調の変化が出始めているサインでもあります。

続いては、職場での悩み・・・
▼他人の気持ちを分からない男性上司。女性陣でイライラしていることをアピールしても、本人は気づいていない。どうすればいいでしょうか?
◎ある程度の返り血を覚悟しなければならない(笑)腹をくくれるかどうか。本人に直接言うとしても、上司の上司に相談するにしても、ある程度自分が言ったことが分かってしまうことを覚悟しなければならない。その覚悟が出来ないのであれば、職場をかわる。
そして、2〜3年後を想像し、今のままの職場環境で絶え続け働くことを考えて厳しいのであえれば、転職や配置転換などを申し入れる。長期的な未来を先取りする想像力が大切です。

名越先生ありがとうございました♡


2020年01月19日
『女性の怒り・イライラのコントロール』精神科医・名越康文さん・・・第3回

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今月は精神科医の名越康文さんをあさカツ先生に迎えて、
『女性の怒りのコントロール』をテーマにお話を伺ってまいります。
今回は名越先生に「子育てママの怒りのコントロール」についての質問をしました!

小原さんのところには、もうすぐ5歳になる男の子と3歳の男の子、
そして0歳の女の子の3人のお子様がいらっしゃるわけですが...

小原さんが気になっているのは、
「子ども以外のストレスも子どもに向けてしまう」こと。
旦那さんとの関係が上手くいっていない時に、子どもに強くあたってしまい、自己嫌悪に。

先生がオススメするのは、その場の対応より、
"朝5分だけでも自分の時間を持って欲しい"ということ。
例えば、自分の好きなお茶を淹れて、その時に1日分の深呼吸をすること!

▼ここで名越先生オススメの深呼吸の方法を実践!
①鼻から息を吸い込む。
②空気を腹の下に入れて、4秒息を止める。
③8秒かけて口から息を吐く。
これを繰り返し3〜5回行う。

これをすることで自律神経が整い、副交感神経が活発になると言われています。
スタジオで実践した松井アナウンサーも「細胞がチリチリして、すっごく心地いい!」と早速、効果を実感♡
朝に気持ちをニュートラルにしておくことで、一日のストレスを軽減することが出来ます。
これぞまさにあさカツですね!

来週も名越康文さんに『女性の怒りのコントロール』をテーマにお話を伺ってまいります。お楽しみに♡


2020年01月12日
『女性の怒り・イライラのコントロール』精神科医・名越康文さん・・・第2回


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今月は精神科医の名越康文さんをあさカツ先生に迎えて、
『女性の怒りのコントロール』をテーマにお話を伺ってまいります。

今回は名越先生に「思春期の子供と、その親」についての質問をしました!
この春に高校2年生になる息子さんがいる松井アナウンサー。
思春期真っ只中、ということで親子関係の悩みを赤裸々に話しました。
親として特に悩みの一つであるのが、『異性だから分からない』ということ。
母親(女性)と息子(男性)という関係で、悩んでおられる方も多いのではないでしょうか?

名越先生曰く、「秘密を持つのが思春期の特徴」。なので、勝手に日記や手紙を読まれたり、
秘密を知られることで、親子関係に亀裂が生まれてしまう。

最もやってはいけないのは、何かをしている(何かが起こっている)最中に、
「何があった?!」「どうしたの?!」と、一方的に内容を聞き出そうとすること。
聞かれた子どもは「怒っている、もしくは怒られる」と身構え、
より話すのが億劫になってしまう。
もし気になることがあっても「しんどそうだけど、大丈夫?」などの声かけにとどめておきましょう。
すると子どもの中で「お母さんには受け入れ態勢が出来ている、精神的に余裕がある」と
感じ、一週間くらい経ったタイミングで、子どもの方から話し出すそう。
そのタイミングを逃さないよう、例え、忙しくても、子どもさんが何か話がある場合はしっかりと耳を傾けて下さい。

多くの場合、「子どもが思春期の時は、親が働きざかりである」ことが多いため、
親が家庭でバタバタしていたり、精神的に余裕がないと感じると、子どもは敏感に察知して、心を閉ざしてしまいます。
"距離を置いて関心を持つ"ことが大切と話して下さいました。

来週も名越康文さんに『女性の怒りのコントロール』をテーマにお話を伺ってまいります。お楽しみに♡


2020年01月06日
『女性の怒り・イライラのコントロール』精神科医・名越康文さん・・・第1回


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今月は精神科医の名越康文さんをあさカツ先生に迎えて、
『女性の怒りのコントロール』をテーマにお話を伺ってまいります。

まずは、名越先生のプロフィールから・・・
▼1960年、奈良県のお生まれで、現在59歳
▼ご専門は思春期精神医学、精神療法
▼現在も臨床に携わる一方で、
 テレビ・ラジオでコメンテーター、また映画評論、漫画分析など
 様々な分野でご活躍中です
▼MBSの番組にも出演中。
 テレビでは火曜日の『Newsミント!』のコメンテーター、
 ラジオでは神戸女学院大学名誉教授の内田樹先生と、
 西アナウンサーとご一緒に不定期で『辺境ラジオ』という番組を
 担当。(※次回は1月19日(日) 深夜放送予定。)

松井アナウンサーは、以前名越先生と共演した際に、「怒りのエネルギーがすごい」と言われたことがあったそう。
名越先生曰く、「さまざまな怒りのエネルギーを笑いに転化している」と感じたそうで、
松井アナウンサー自身もそれを言われたことが記憶に残っているのだとか。
元々怒りっぽいタイプの小原さんですが、出産を経て徐々に穏やかになってきたようです。

名越先生に怒りについての質問をしました!
◎女性の怒りと男性の怒りは質が違う?
▼相対的に言うと、男性の方が1チャンネル、女性の方が多チャンネル。
料理人は男性が多いですが、家で料理などの家事をするのは女性が多い。
女性の方が多角的で、同時に複数のことを進行することが出来る一方で、
色々なことに気づきすぎるため、イライラすることが多い。

また、男性は一度怒ったら、その怒りは一生もの。友人関係でも、一度大げんかをしてしまうと、中々仲直りするのは難しい。
男性は怒りに対して深刻になり過ぎる。
一方女性は、ケンカした後も次の日にはお茶をするなど、切り替えが早い。

ですので男性の皆様・・・・彼女や奥さんの怒りに気づいた場合、
相手の好きなケーキや、お菓子など、ちょっとしたものをお土産に持って帰ると機嫌回復に有効です♡笑

来週も名越康文さんに『女性の怒りのコントロール』をテーマにお話を伺ってまいります。お楽しみに♡


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