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上野誠の万葉歌ごよみ
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上野誠の万葉歌ごよみ
毎週土曜日 朝 5:30〜5:45

上野誠(國學院大學 教授)
上田悦子(MBSアナウンサー)
★上田悦子アナウンサーブログ
utagoyomi@mbs1179.com
上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」

【2022年8月13日 放送分】
【2022年8月6日 放送分】
【2022年7月30日 放送分】
【2022年7月23日 放送分】
【2022年7月16日 放送分】
【2022年7月9日 放送分】
【2022年7月2日 放送分】
【2022年6月25日 放送分】
【2022年6月18日 放送分】
【2022年6月11日 放送分】
上野誠の万葉歌ごよみ-歌ごよみ
【2022年7月9日 放送分】
2022年7月9日
【巻】…1・58

【歌】…いづくにか船泊(ふなは)てすらむ 安礼(あれ)の崎漕ぎたみ行きし棚無(たなな)し小舟(をぶね)

【訳】…いったいどこに船泊てをすればよいのか。安礼の崎を漕ぎめぐっていた棚無し小舟は

【解】…万葉集の中で旅愁の歌人とも言われている高市黒人の歌です。現在の船は、レーダーなど様々な機器がありますので夜も航行可能ですが、万葉の時代は、夜になると何も見えなくなるため、港で停泊するしかありませんでした。この歌が描いている棚無し小舟は、横板が渡されていない小さなくり抜き舟で、大きな波がきたら沈んでしまうようなもの。「安礼の崎を漕ぎめぐって行ったけれど、どこに停泊するのだろう」と黒人は心配げに歌っています。人は、景色に自分の心模様を映すものですが、棚無し小舟の様子に反応した黒人は、どのような気分だったのでしょうか。