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上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」 |
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| 【2026年1月31日 放送分】 |
2026年1月31日 |
【巻】…15・3616
【歌】…沖つ風 いたく吹きせば 我妹子が嘆の霧に 飽かましものを
【訳】…沖の風がたいそう吹けば我妹子が嘆きの霧を存分に味わうことができるのだが
【解】…冒頭で雪月花の話になりましたが、生活の中でこの言葉を思い浮かべられるよう になれば、より心が豊かになるということで、意識して過ごしてみてはいかがでしょうか? 今週も霧にまつわる歌を取り上げましたが、先週の次の歌をご紹介しました。海の沖で強 い風が吹けば、沖に見える霧がこちらまで届いて、相手の息を存分に味わうことができる のに…という歌です。ただ現実では、見えているだけでこちらまで届いていないのが、上 野先生が言うには、歌の魅力を上げているのだそうです。
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| 【2026年1月24日 放送分】 |
2026年1月24日 |
【巻】…15・3615 【歌】…わが故に妹嘆くらし 風速の浦の沖辺に 霧たなびけり
【訳】…私の為に妹は嘆いているらしい風速の浦の沖辺に霞がたなびいているから
【解】…今週も遣新羅使にまつわる歌をご紹介しましたが、しばらくお付き合いいただけ ればと思います。歌の中にある「風速の浦」は東広島市安芸津町周辺を指し、この地は古 くから船が風待ちをする場所として利用されたそうです。海の沖の方で霞がたなびいてい るから妻は嘆いているという意味になりますが、都にいる恋人のため息が遠いここまで届 いているのだと…これは以前にもご紹介した「嘆きの霧パターン」のひとつです。霧を見 て相手のことを考えるということはお互い気持ちは繋がっているのだと思います。
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| 【2026年1月17日 放送分】 |
2026年1月17日 |
【巻】…15・3612
【歌】…あをによし奈良の都に行く人もがも 草枕旅行く船の泊告げむに
【訳】…あをによし奈良の都に行く人はいないのかなぁ草枕旅行く船の泊っている港を告げるために
【解】…先週から遣新羅使にまつわる歌をご紹介しています。遣新羅使とは、奈良時代を 中心に日本が新羅へ派遣した公式外交使節です。今回は、広島に停泊している難波の方に 向かう船を見て、故郷の奈良に手紙・言付けを託したいと詠った作品をご紹介しました。 現代の世の中は、通信手段が発達し、どこにいても連絡がとれますが、当時の人は手紙や 伝書鳩を使用していました、今とは計り知れないほど相手を想う気持ちなど深かったよう に感じてしまいます。
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| 【2026年1月10日 放送分】 |
2026年1月10日 |
【巻】…15・3602
【歌】…あをによし 奈良の都にたなびける 天の白雲見れど飽かぬかも
【訳】…あをによし奈良の都にたなびいている天の白雲は見ても見ても見飽きないものだ
【解】…新年を迎えて二週目の放送でしたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?今回は、白雲のことを詠った作品をご紹介しました。歌の中にある「天の白雲」のように見ても見ても見飽きないものは、それだけ魅力的なものだということです。いくら見ても飽きないものって、ありますでしょうか?この歌は、遣新羅使が後ろ髪を引かれながら奈良を旅立つもので、故郷を愛した歌の作品のひとつです。
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| 【2026年1月3日 放送分】 |
2026年1月3日 |
【巻】…20・4493
【歌】…初春の初子の今日の玉箒手に取るからにゆらく玉の緒
【訳】…初春の初子の今日の玉箒は手に取るとすぐにゆらぐ玉の緒であることよ
【解】…上野誠の万葉歌ごよみをお聞きの皆さん明けましておめでとうございます。三が 日をどのようにお過ごしでしょうか?年始から働かれている方、帰省されている方、お買 い物に行かれている方、新年のご挨拶に行かれている方、皆さんそれぞれ年の初めを迎え られていることと思います。2026年も万葉歌を通して、朝の時間を一緒にごゆるりと過ご していただければ幸いです。お聞きの皆さんにとって、健やかで素敵な1年になりますよ うに。
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