今回の「不動産予備校」は２・３月に放送した「都市計画」の話題について、引き続きKRIC解説員の"ほりさん"と"まささん"に「箕面」についての話を聞きました。３月２３日に「北大阪急行電鉄 南北線延伸線」が開業し、２つの新駅が誕生したばかりの箕面ですが、このエリアの一部は、もともと繊維団地と言われていたそうです。大阪大学の移転に伴う学生の増加などの影響で約4500人の人口増加が見込めるそうで、付随して商業施設や医療機関も誕生し、若者から高齢者まで過ごしやすい場所になりそうだとか。
他方で新駅ができたり人口が増えたりするということは必然的に住宅人気・価格も上がることに繋がるそうで、箕面に住みたいと考えている人は要注意だそうです。加えて箕面は独自の規制で人口密度やマンション戸数の制限をしていたり、住宅の最低敷地面積を定めていたりするそうです。限られた予算の中で考えると、新築だけでなく賃貸や中古物件の購入も選択肢の１つかも知れませんね。
今回のゲストは関西不動産情報センター・KRICの藤井 孝志（フジイ タカシ）さん。業界歴39年で、法人顧客を相手に業務用物件の売買仲介をメインに展開する不動産会社の代表です。藤井さんの会社の取引先は不動産が専門の会社ではなく、担当者も２～３年おきに変わるそうで、そうした相手に対して丁寧に提案をすることを心掛けることで信頼を積み重ねていっているそうです。
わが町パラダイスでは会社のある大阪・西天満を紹介してもらいました。中小企業の事務所が多いことに加えて、ご飯やお酒も大手だけでなく小規模なお店が多い、アットホームな町だそうです。なかでもオススメが「まめふじ」という居酒屋。会社の斜め向かいにあるカウンター10席ほどの、隠れ家的な居酒屋で、「牛すじ入りネギ焼き」と「ポテサラ」が大好きだそうですよ。
今回の「不動産予備校」は「地域ごとの建物の規制」についてKRIC解説員の"ほりさん"と"まささん"に話を聞きました。まずは関西で「住みたい街ランキング」で常に上位にくる西宮市の規制について聞きました。実は西宮市の一部の地区では事実上、大規模マンションを新たに建てにくいそうです。その理由は「学校教室の不足」で、人気エリアゆえに生徒や児童の数が増える傾向にあるため、住宅戸数が規制されているそうです。
次に聞いたのは神戸市の中心市街地である三宮。こちらも新たなタワーマンションの建設が事実上できない状況にあるそうです。神戸市は2020年7月に住宅建設に関する条例を制定し、新神戸駅から神戸駅までの広いエリアで住宅の新規供給を抑制しているそうです。急激な人口増加で学校や防災施設などの公共施設が不足したりすることを懸念したもので、三宮地区にはオフィスや商業施設を誘致し、周辺の地区に住宅を誘致することで、バランスの取れた街づくりを目指しているそうですよ。
今回のゲストは関西不動産情報センター・KRICの武本 美優（タケモト ミユ）さん。業界歴８年で、戸建住宅事業や木造３階建て収益アパートの展開などをしている不動産会社の設計企画部に所属しています。武本さんの部では街のコンセプトを考え、戸建住宅の設計から引き渡しまで１～２年のプロジェクトを進めているそうです。住宅のデザインにもこだわっていて、コンテストでブロンズ賞を４年連続で受賞しているそうですよ。また木造３階建てアパートについても耐震等級３を必須にしつつ、断熱等級や劣化等級も高スペックだそうです。
わが町パラダイスでは会社のある大阪市北区・大淀を紹介してもらいました。都会の中心にありながらも、住宅や公園も多いので住環境が優れているところが魅力だそうです。なかでも「味や 炭味家」という多国籍の創作料理が楽しめる店がオススメで、「トマトのファルシー」というトマト１つを丸ごと使った料理や「イカのおろしマヨネーズ」が美味しいそうですよ。
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