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〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」 |
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【2019年3月2日 放送分】 |
2019年3月2日 |
【ラジオウォーク特集③】 【巻】15・3602
【歌】…あをによし奈良の都にたなびける天(あま)の白雲 見れど飽かぬかも 【訳】…あをによし奈良の都に たなびいている天の白い雲は見ても見ても見飽きない
【解】…平城京は国際都市で、唐から鑑真などが来日したり、日本からも多くの遣唐使が派遣されていた。 また、忘れてはならないのは、遣新羅使人という、新羅に日本から派遣されていった人たちもいた時代。 あをにの“に“は土のことで、青い土は奈良をほめている言葉。 遣新羅使人は、平城京から瀬戸内海、九州を通り、壱岐から対馬、朝鮮半島にいった人で、その人たちが平城京のことを詠んだ歌。 天の白雲は、目が見えていないので心の中で想像していた。 思い入れのある土地の雲は、他の雲とは違う。 見ても見飽きないとは最大のほめ言葉。 それぞれの人がどのような気持ちで雲を見ていたのか、想像しながら詠んでみる歌です。
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