株式会社つぼ市製茶本舗
取締役会長 谷本順一さん
https://tsuboichi.co.jp
お茶のプロが見極める 創業176年の製茶本舗

株式会社つぼ市製茶本舗
取締役会長 谷本順一さん
https://tsuboichi.co.jp
お茶のプロが見極める 創業176年の製茶本舗
西建工業株式会社
代表取締役 西口敬一さん
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ICT施工で工事と現場の効率化を測る
先週に引き続き、ゲストは株式会社つぼ市製茶本舗の取締役会長 谷本順一さん。
今週は会社の歴史を伺います。
「幕末の嘉永3年(1850年)創業です。
ペリーの黒船来航の3年前ですね。
堺というのは貿易港で流通の集散地になっていました。
我々はお茶の仕事を営む前、江戸の初期ぐらいから堺に来て和泉の産物で商社のような仕事をしていたようです。
その商品の中にお茶があったそうなんです。
そこからお茶一筋になってきました」。

その当時のお茶事情はどんなものだったのでしょう?
「当時はお茶、緑茶をあまり飲んでいなかったようです。
白湯や緑茶でない別の煎じたお茶かもしれませんね。
あの当時、輸出が栄えたんですよ。
神戸の居留地や横浜へお茶を運んでアメリカに輸出していたようです。
緑茶は昔、アメリカ人も飲んでいたんですよ。
当時は栄養源のひとつでした。
小学校の地図や教科書にお茶畑のマークがありましたよね。
昔、外貨を稼いだのは生糸とお茶なんですよ。
その時の生糸の代表的なものは富岡製糸場でした。
大阪って奈良、三重、京都というお茶の産地に囲まれています。
獲れたお茶を全部堺へ持ってきて神戸や横浜へ運んでいました。
そこからアメリカへというわけです」。
その後、海外で日本のお茶はどうなっていたのでしょうか?
「競争に負けていくんですよ。
貿易は常に競争です。
安くていいものにどんどん変わっていくわけですよ。
緑茶よりも紅茶の方が海外の嗜好に合ったのです。
それでどんどん駆逐されて紅茶、そしてコーヒーに代わっていきました。
逆に今、時代を経て世界を駆逐していっているのはお茶なんですよ。
緑茶や抹茶が世界的なブームです。
外国人が日本人化し、日本人が外国人化しているような状況ですね」。
長い歴史を持つ会社です。
谷本会長は自然と会社を承継する流れだったのでしょうか?
「子ども時代は帝王学を施されたような環境でした。
父は会社に一緒に住んでいました。
私も当然一緒に住んでいました。
そこに お客さんが来るわけですが、小さい頃からお客さんの横に座らされお茶の話を聞かされましたね。
そうするとお茶の情報がどんどん入ってくるわけです。
子どもの頃はあまりお茶を飲まないので、お茶が何かもよく分かりませんでしたが、お茶の話をずっと聞かされ、お客さんが来たら"こんにちは、いつもお世話になっています"と言わされていましたね。
5歳くらいからそれが日常で、休みの日の概念がなかったです。
大学を出て仕事を何にするかと言われたら、もうお茶しかないと思っていました(笑)。
『滅私奉公』という言葉があります。
これは、個人の利益を追求せずに公に向かって、一生懸命奉公することだと思われがちですが我々は違います。
"お客さんや従業員に自分の利益をなくして尽くしなさい"ということなんです。
当時、従業員も一緒に住んでいたので、自分の家族のように思いながら育っていきました。
私の息子にも幼い頃から"何のために商売をするのか""会社は何のためにあるのか""人の役に立つ人間に育たなければならない"とずっと言い続けていました」。
学生時代はどのようにお過ごしでしたか?
「高校に入った頃、勉強に目覚めたんですよね。
当時、クラスの人数が40人ほどの中で成績が30番台だったんです。
成績が張り出されるのが恥ずかしくて...。
今まで勉強してこなかったけれど、奮起して一度ちゃんとやってみようと思いましてね。
勉強し始めたら面白かったんです。
それで普通になったかな...いや、それでも悪い高校生でした。
よく呼び出されていました(笑)。
大学卒業後は仕事にのめり込んで24時間お茶の仕事をやりました。
従業員を路頭に迷わせるわけにはいかないと思ったからです。
父から会社を引き継いだ時は規模が小さかったのですが、それが逆に良かったのかもしれません。
とにかくやらなければならない。
中国へ行って日帰りし、次の日は北海道へ行くといったこともありました。
そういう無茶をすると病気で倒れるんですよね。
完全な過労でした。
わたしの経験上、人間は限度を超えると倒れるようになっているんです。
一生懸命やったおかげで会社の規模は父の時代より3倍か4倍になりました」。
未来へのビジョンを聞かせてください。
「お茶は世界に羽ばたく商材です。
お茶は最終的に世界の飲み物を凌駕すると思います。
お茶は世界で一番良い飲み物だと思います。
父がよく言っていました、"人類が作った最高の飲み物だ"と。
有名なコーヒーチェーンでも最近お茶の店が出てきています。
確実に世界に日本のお茶が浸透しています。
ビジョンは日本人としてのプライドを持ってお茶を世界へ売ることですね」。

つぼ市製茶本舗さんからリスナーの皆様にプレゼント。
2019年の大阪G20でも提供された『特選 利休の詩』を3名の方に。
<宛先> メール:akarui@mbs1179.com FAX:06-6809-9090 ハガキ:〒530-8304 MBSラジオ 日本一明るい経済電波新聞『つぼ市製茶本舗 プレゼント係』 *当選者の方の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます
