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上野誠の万葉歌ごよみ
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歌ごよみ!
上野誠コラム
上野誠の万葉歌ごよみ
毎週土曜日 朝 5:30〜5:45

上野誠(奈良大学文学部教授)
上田悦子(MBSアナウンサー)
★上田悦子アナウンサーブログ
utagoyomi@mbs1179.com
上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」

【2020年3月28日 放送分】
【2020年3月21日 放送分】
【2020年3月14日 放送分】
【2020年3月7日 放送分】
【2020年2月29日 放送分】
【2020年2月22日 放送分】
【2020年2月15日 放送分】
【2020年2月8日 放送分】
【2020年2月1日 放送分】
【2020年1月25日 放送分】
上野誠の万葉歌ごよみ-上野誠コラム
【2020年2月1日 放送分】
2020年2月1日
【巻】…5・819

【歌】…世の中は恋しげしゑや かくしあらば 梅の花にも成らましものを

【訳】…世の中というものは恋心が燃え上がるもの。こんなことなら、いっそ梅の花にでもなってしまいたいなあ

【解】…前回と同じく、天平2年(730年)の正月13日、九州・大宰府の大伴旅人の邸宅で行われた梅の宴席の歌32首のうちのひとつ。作者の大伴大夫は、どうも失恋してしまった様子です。「恋心は絶えないもの」と、自分に恋物語があったことを認めながら、こんなことなら梅の花になってしまいたいと詠んでいます。梅の花になるとはどういうことか・・梅の花なら、誰かに事情を聞かれたり、それに答える煩わしさがなく黙って咲いていればいいから、そんな状況に身を置きたいという意味です。失恋をした時には確かにこういう気分になりそうですね。ただ、こういったことをあえて歌にするのは、大伴大夫の失恋を知っている他の参加者に気を遣わせないよう、自分から自虐的に詠むことで、場の雰囲気を和ませようとしたのかもしれません。その方が、大夫自身も楽だったのでしょうね。