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上野誠の万葉歌ごよみ
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歌ごよみ!
上野誠コラム
上野誠の万葉歌ごよみ
毎週土曜日 朝 5:30〜5:45

上野誠(奈良大学文学部教授)
上田悦子(MBSアナウンサー)
★上田悦子アナウンサーブログ
utagoyomi@mbs1179.com
上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」

【2021年1月16日 放送分】
【2021年1月9日 放送分】
【2021年1月2日 放送分】
【2020年12月26日 放送分】
【2020年12月19日 放送分】
【2020年12月12日 放送分】
【2020年12月5日 放送分】
【2020年11月28日 放送分】
【2020年11月21日 放送分】
【2020年11月14日 放送分】
上野誠の万葉歌ごよみ-上野誠コラム
【2020年11月21日 放送分】
2020年11月21日
【巻】…10・2190

【歌】…わが門(かど)の浅茅(あさぢ)色づく 吉隠(よなばり)の浪柴(なみしば)の野の黄葉(もみち)散るらし

【訳】…私の家の門口の浅茅が色づくとね、吉隠の浪柴の野の紅葉は散っているだろうよ

【解】…浅茅は背の低い茅で、秋になれば葉の色が変化しますが、紅葉の話題で取り上げられるのは珍しい植物です。家の前にある浅茅が色づいているのを見た作者が思ったことは、吉隠=現在の奈良県桜井市の浪柴という場所の紅葉はもっと早くに色づいて、今頃は散っているだろう、ということ。奈良県内でも、地形や高低差によって紅葉の時期が違うのでこのような歌が成立するのですが、浅茅の紅葉から浪柴を連想するのは、作者が浪柴に何らかの縁があったからでしょう。紅葉だけでなく、身近な季節の変化が、他の記憶や思いを呼び起こしたという体験、皆さんもあるのではないでしょうか。