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上野誠の万葉歌ごよみ
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上野誠の万葉歌ごよみ
毎週土曜日 朝 5:30〜5:45

上野誠(國學院大學 教授)
上田悦子(MBSアナウンサー)
★上田悦子アナウンサープロフィール
utagoyomi@mbs1179.com
上野先生に聞いてみたい事、番組の感想など何でもお寄せください。
〒530-8304 MBSラジオ
「上野誠の万葉歌ごよみ」

【2024年7月13日 放送分】
【2024年7月6日 放送分】
【2024年6月29日 放送分】
【2024年6月22日 放送分】
【2024年6月15日 放送分】
【2024年6月8日 放送分】
【2024年6月1日 放送分】
【2024年5月25日 放送分】
【2024年5月18日 放送分】
【2024年5月11日 放送分】
上野誠の万葉歌ごよみ-歌ごよみ
【2024年6月1日 放送分】
2024年6月1日
【巻】…10・1907

【歌】…かくしあらば何か植ゑけむ 山吹の止む時もなく恋ふらく思へば

【訳】…こんなことであったなら、どうして山吹を植えたんだろうねえ、止む時もなく恋をしていることを思うと

【解】…歌の前半は、「こんなことであったなら何を植えればよかったのか」となっています。植えたことに後悔しているニュアンスを感じ取れますが、その対象となっているのは山吹。山吹の何かが悪かった・・のではなく、山吹の山を、音が似ている「止む」にかけているのです。相関関係はありません。「山吹ではないけれど、止む時がない」恋心を持てあまし、相関関係のない山吹を「どうして植えたのか」と歌っているのです。作者が誰に恋したのかなど詳しいことは一切分からず、しかも関係のない山吹まで登場するという、いわば合理性のない構図になっていますが、そういう合理性をこえたところに歌としての楽しさがあります。