第1454回「台風シーズン到来 風水害への備え」
オンライン:静岡大学 防災総合センター 教授 牛山素行さん

今年も台風のシーズンがやってきます。台風は事前に予測ができる自然災害です。ハザードマップやキキクル(危険度分布)などで自分のいる場所が安全かどうかを調べ、避難が必要になりそうなら、避難場所や経路を事前に確認して下さい。ラジオやテレビなどで最新の台風情報を得ることも備えのひとつです。
風水害に詳しい静岡大学防災総合センターの牛山素行教授によると、近年の水害では、人や車が浸水した道路で流されるなど、外を移動している途中に被災する事例が多くなっているそうです。
水の勢いは思っている以上に強く、人や車は簡単に流されてしまいます。「緩い下り坂」は分かりづらく特に危険です。浸水した道路や、流れる川・水には決して近寄らず、離れた場所への避難が必要な場合には、雨や風が強くなる前に行動して下さい。番組では、命を守るための風水害への備えや、避難方法について牛山教授に詳しく聞きます。
 
【エンディングでご紹介した公演情報】
9月8日(日)天満天神繁盛亭
天満の銀座~42丁目~銀瓶・菊地まどか ふたり会 

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西村愛のひとこと
◉ 台風の中心位置ばかりにとらわれずに!
台風から離れている場所でも、大雨に注意。 『キキクル』を活用しよう!
◉土砂災害警戒区域や浸水想定区域にいる場合 『これは危ないかも』と思ったら、 "雨風が強まる前に"早めに避難しましょう!
◉人でも車でも簡単に流されてしまう。 流れる水や浸水している場所には、決して立ち入らない。緩い下り坂にも注意!!

第1453回「夏休み!子ども防災シリーズ【3】
       自由研究にもおすすめの体験型防災学習施設」
取材報告:西村愛キャスター
     子どもリポーター 桃佳さん(小学6年生)

南海トラフ巨大地震などの大災害に備えるための知識や技術を、「体験」を通じて学ぶことができる施設が大阪市阿倍野区にあります。施設の愛称は「あべのタスカル」(大阪市立阿倍野防災センター)。この愛称には、災害発生時に「助かる」人となり、大切な人を「助ける」人になってほしいという願いが込められています。
「あべのタスカル」には、13の防災体験エリアがあります。映像で災害の恐ろしさを体感するシアターや、リアルに再現されたがれきの街を歩きながら余震を体験するエリアなどがあり、ツアー形式で担当者の説明を聞きながら学習できます。入館料は無料で、子どもはもちろん、大人も楽しみながら防災を学べると、連日、多くの人が訪れています。
番組では、西村愛キャスターと、子どもリポーターの桃佳さん(小学6年生)が、夏休みの自由研究にもおすすめの防災施設「あべのタスカル」をたっぷりとリポートします。
 
あべのタスカル 
https://www.abeno-bosai-c.city.osaka.jp/tasukaru/
  
西村愛のひとこと
"経験に勝るものはなし!"この言葉を実感しました。 リアルに再現された"がれきの町"や震度7の揺れの恐ろしさ。体感したからこそ、わかることがありますね。"ハンカチは手を拭くだけじゃなく、火災から命を守るものなんだよと友達に伝えたい"子どもリポーターの桃佳ちゃんの感想は、我が子にも伝えなきゃ。大人だけでも体験できますよ!

第1452回「南海トラフ地震臨時情報 『巨大地震注意』とは?」
ゲスト:京都大学防災研究所 教授 西村卓也さん

8日夕方、宮崎県の日向灘を震源とするマグニチュード7.1、最大震度6弱の地震がありました。気象庁は初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表し、今後1週間は巨大地震に注意するように呼びかけました。
南海トラフ地震は、M8~9クラスの地震が30年以内に70~80%の確率で発生する可能性があるとされています。
その南海トラフ地震に関して発表されるのが臨時情報です。想定震源域周辺でM6.8以上の地震が発生するなどした場合に、気象庁が専門家による評価検討会を開き、「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」の判断を発表します。今回は「巨大地震注意」で、巨大地震発生の可能性が普段よりも高まっているが、事前の避難などは不要で、家具の固定や避難経路の確認など地震への備えを再確認してほしいということです。
この情報を私たちはどう受け止めればよいのでしょうか。今回の地震は南海トラフ地震とどの程度関連付けて考えるべきなのでしょうか。京都大学防災研究所の西村卓也教授に聞きます。

西村愛のひとこと
巨大地震が発生する確率が上がったと聞くと、怖いなと思いますが、西村さんは「通常の生活を続けてよいです。あまり過敏になりすぎないように。ただし、家具の固定など、備えな注意レベルを少し上げることが大切。」と話します。このお盆休みは親戚宅に行くので、お互いの備えを確認するよい機会にしたいと思います。

第1451回「夏休み!子ども防災シリーズ【2】
       ~小学5年生の「防災士」に聞く
ゲスト:小学生防災士 稲月あかりさん
    祖母 藤井節子さん

小学5年生で「防災士」の資格をもつ香川県高松市の稲月あかりさん(10歳)に話を聞きます。あかりさんは3年前、父親の仕事の関係で香川県から千葉県へ引っ越した際、頻繁に地震に遭遇し、防災に関する授業が多いことにも驚いたそうです。しかし、去年の夏に香川県へ戻ると、災害が少ないせいか、防災意識が低いことに不安を覚えました。それで、防災士の試験を受けようと思い立ったと言います。
防災士の教科書は400ページもあります。習っていない漢字は部首や文脈で推理しながら読み解くなど、勉強はたいへんだったと振り返ります。それでも、週末に猛勉強を重ね、小4で試験に合格しました。
努力の裏には、幼い頃から見てきた防災士の祖母・藤井節子さんの姿がありました。東日本大震災をきっかけに、ボランティアのバスツアーの支援などを続け、現在も地域で防災講座を開いている藤井さん。「子どもが話すと、家族で防災について会話するきっかけになる」と、あかりさんの活動に期待を寄せます。あかりさんと藤井さんに、子ども防災士の活動と可能性について聞きます。
 
西村愛のひとこと
あかりさんは『大きな地震が起こったときに、自分だけでなく周りの人が傷ついた顔を見たくない。私が防災士の勉強をして周りの人に伝えることで、防災意識を高めてもらいたかった』と語ります。大切な想いですね。あかりさんの話を聞いたことをきっかけに子ども防災士が増えて、ご家族、ご近所に防災の輪が広がる未来を感じました。