オンライン:宮城県石巻市雄勝町在住 藤本和さん
東日本大震災11年のシリーズ、今回のテーマは「若者が考える故郷の未来」です。震災をきっかけに過疎化が進む地域も多い中、生まれ育った宮城県石巻市雄勝町に戻り、まちづくりに関わる藤本和(のどか)さん(22)がゲストです。
藤本さんが震災を経験したのは小学校5年生の時でした。教室で掃除中に地震にあい、校庭へ避難。車で迎えに来た母親と高台を目指す途中、背後から黒い波が迫ってきたので、車を乗り捨てて崖を駆け上がったといいます。山上から見た津波の光景が忘れられず、15歳から語り部としての活動を始めます。
自宅が全壊したため、一家は雄勝を離れていましたが、藤本さんは高校卒業後、ひとりで地元に戻ります。築93年の廃校をリノベーションした子ども向け学習施設「モリウミアス」に就職。訪れた人に、海産物など自慢の産品を味わってもらうとともに、漁業体験などを通じて雄勝の魅力を伝えています。
震災前は4000人が暮らした雄勝町も、今は1000人未満に人口が減少。それでも、「震災で壊れてしまった町を、自分たちの世代で新たにつくっていく」と未来を見据える藤本さんに、震災11年の心境と故郷への思いを聞きます。
西村愛のひとこと
語り部として、防災の種まきをしながら、雄勝の新たな未来を創りだそうとしている藤本さん。
津波で自宅や様々な建物が流されて人口も減ってしまった故郷の雄勝町を、自分たちの世代で新たに作っていきたい!と語る声。エネルギーがあって、明るい未来を感じました。実際に雄勝町へ藤本さんの語りを聞きにいきたいと思います!
